朝活
2021年2月28日

カリキュラムが盛りッモリ。人気の朝活は今や老人大学になった。

介護施設ではレクリエーションがサービスに組み込まれ、近年ではその目的も変化しています。私たちも独自にレクリエーションの解釈をしてきました。余暇活動や気分転換を指すこの言葉は、ほとんどが認知症の施設ではフィットしないと感じ始めたからです。

お遊び的なものではなく、あるいはQOL向上から得た発想でもなく、とことん遊ぶ。しんけん学ぶ。
刺激的な日常こそが、
生きている証しだと捉えています。

朝活という選択

朝食〜昼食までの活動を提供したい、というサービスの観点と、コロナ禍で人けを失った地域交流ホールへの危機感、などの重なりで始まった「朝活」。ホールのあちこちでいつも何かしている、そんな風景をイメージしました。
担当は浦岡とアシスタントを務める藤山です。朝活の合唱団では歌うだけでなく、どこで息継ぎをするかの基本から始まり、楽曲を伝えるための技術までを学びます。生ギターやエレキギターに合わせ、楽器を鳴らす時間にいたっては、さながらジャムセッションばりの熱気に包まれています。

浦岡の努力でひとつずつクラスが増えてゆきます。朝活はやがて午後も夕方も開催され、現在「ぐれいす村大学」として運営されています。

ぐれいす村大学

Grace-mura College

入居者は1週間の予定をここでチェックします。興味を引くものがあれば、こおりカゴの中から出席簿を取り出します。
受けたいカリキュラムや参加したいイベント、ボランティアなどが記された週間予定表。朝食と昼食、お風呂やトイレ休憩(?)以外は、スケジュールがぎっしりです。
出席簿と書かれたカードは、各自の車椅子のハンドルに引っ掛けられます。うっかり忘れ、遅刻を防ぐため、移動などスタッフにサポートしてもらうための目印にもなります。
遂に浦岡は「グレイス・イングリッシュ・アカデミー」を設立。自らが校長に着任しています。難易度はかなり高いとおもわれます。
世の中には、レクリエーション介護士という民間免許があると聞きました。何よりも企画者が楽しむことが大切、と浦岡は考えているようです。例えばプロレス上映会。
国語・音読のカリキュラムのようすです。実施場所はホールだったり、かつての面会談話コーナーだったりします。館内の端から端へ移動させ、入居者の「遠いからイヤ」をなくすよう配慮しています。