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ぐれいす村のとりくみ

ニューノーマルに馴染む「面会」 その2

ニューノーマルに馴染む「面会」 その2
2020年11月16日

コロナ禍にあっても家族と入居者の面会をあきらめない。

2020年5月から始めた、新型コロナウィルスとともにある施設運営。
LINE面会、Zoom面会を提案してきましたが、なかなかオンラインに適合するのはむずかしい家族もいらっしゃいます。同時に始めたのがこれです。

中庭面会

地域のボランティアの方々といっしょに、
中庭のそうじが始まりました。
全ユニットのリビングは中庭に面しています。 さあ、準備が整いました。
やって来ました。入居者の息子さんです。
ガラス越しに見えるお母さまと笑顔の対面。

5月6日付、施設長から家族への手紙で「中庭面会」を呼びかけると、家族との面会が次々に実現しました。
どうです。この嬉しそうな顔!

2020年11月にもなると、寒さに弱い「中庭面会」はなんとかしなければいけません。
いよいよ施設内に面会ルームを設けるしかないのか。ちょっと待って。ありました!玄関は風除けのため二重のドアがあるのです。ドアをしっかり閉じ、空気感染を予防します。
これで行ってみよー。

風除室面会

外から見た施設の玄関です。
中に入って見ましょう。
内側にもドアがあります。
風除室の空間は広々しています。
面会コーナーができました。
ここは訪問者に座っていただきます。
内側には入居者のコーナーをつくりました。
向こうの風除室が温室のようですね。
家族の方が来られました!
足元にファンヒーターを置いています。
どちら側にもワイヤレス拡声器があるので、
密閉されたドアがあってもお話しできます。
ヘッドマイクをつけたお母さまに感動! 「よぉ聞こえるわ〜」 どちらもハッピーハッピーです。
両手をそろえているのは、撮影用でしょうか?
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介護のこつこつ

要介護認定調査 ・・・・・ 施設長 淡路由紀子

要介護認定調査 ・・・・・ 施設長 淡路由紀子
2020年11月10日

調査のための質問が、そもそもむずかしい母。

最近の母は老いに対する抵抗期を超えた感がある。
物忘れや身体の虚弱化に助けられ、ひとつの感情への固執は長続きしなくなった。 以前に比べるとずいぶん穏やかになってきた。どうやらネクストステージに入ったようだ。キレることも少なくなり、こちらの言うことを受け入れてくれることが増えたきた。完全に打ちのめされた日々は遠い日のことに思えるほど、私もまた穏やかになり始めている。「介護認定」を受けることになったのは、このタイミングがあってのことだった。

「生年月日を教えてください」
「今日の日付はわかりますか?」
「ここは、どこですか?」
「一緒におられるこの方はどなたですか?」
「夜は眠れますか?」
「どこで寝ていますか?」
「寝返りはできますか?」
「最近どこかへ出かけられましたか?」

横から私がそれらの質問の補足をするたびに、母はその補足に対してたずねてくる。おっと、まずいことになるかも。予想通り母は混乱しているようで、だんだんと不機嫌になっている。 調査質問の目的を要約すると、物忘れ程度、見当障害のあるなし、意欲低下の度合い、睡眠障害や妄想があるかないか、食事や入浴、介護サービスに対する拒否態度などなど。 これらの質問は認定調査であると認識していれば違和感なく聞けることだが、ふつうの生活を送っている場合はどうだろう。自宅のテーブルでこんな質問を受けることは、人生のなかでまずないだろう。認定質問はそれほど稀なことだ。介護サービスを受ける人々の背景を思うとき、本人または家族の状況を掛け合わせると、既存のパターンに当てはめるのは至難の業だ。

ハーイ。私ジェニファーよ。きょうはよろしくねスーザン。いっぱいたずねるけど、不安になったらいつでもやめるから
あんしんしてね。OK?

アメリカだったらこんな風に進めるのだろうか。
コンタクトの仕方やスタイルは思いのほか大切だ。